令和元年12月1日から【ながら運転】の罰則が強化され、罰金もアップします!絶対にやめましょう!!
みなさん車や自転車を運転しながらのスマホ操作を1度は経験したことがあるでしょう。
正直に言いますが、私はあります。
ですが、当然過去の話ですよ。
25年以上前に携帯が出始めたころ、私は免許を取り立ててでマニュアル車に乗っていました。
その当時はタバコも吸っていたので、運転しながら煙草を吸っているときに携帯が鳴ったりしたら、手が1本足らずにシフトチェンジができず、軽くパニクりながら運転してました。
そんな時代も過去にはありましたが、世は令和となり携帯はスマホに姿を変え、ますます生活から切り離せない存在となりましたね。
その分、運転中だろうがトイレで一人孤独を楽しんでいようが画面を見る癖がついてしまっている人が多いのではないでしょうか。
トイレの中では存分に見ていただいて構いませんが、今は運転中のスマホ操作は違反です。
年々取り締まりも罰則も厳しくなってきましたが、令和元年12月から更に罰則と罰金が強化されます。
なぜこれほどまでに罰則が厳しくなったのか?
罰則強化の内容や強化に至った経緯を検証してみます。
ながら運転とは?
ながら運転とは、
➀携帯電話やスマホなどを手にもって通話する
②携帯電話やスマホなどを手にもって画面を注視する
➂カーナビやカーテレビなどの画面を注視する
などをしながら運転することです。
➀は手に持たなくては送受信できないトランシーバーや無線なども含みます。
よくトラックなどで無線を使用して仲間や会社と通信していますが、今後は違反対象になります。
②は携帯やスマホだけでなく、タブレット端末や携帯ゲーム、音楽プレーヤーなども当然含みます。
➂は車載のカーナビやテレビだけではなく、ホルダーを使って設置しているスマホも違反対象になりますが、交通事故を起こした時のみ適用されます。
そりゃそうですよね。普通にナビを見ながら走ってて「お前!ナビ見て走ってただろ!!違反だ!!」って言われたって、「知らん道をナビ見て走って何が悪い!!これはこういう使い方するためにここにあるんだろ!!」と当然言い返しちゃいますよね。
でも事故起こしたときにどうやって画面を注視してたって立証するんだろ・・・
罰則等強化の内容
下の表の赤文字が改正後の罰則と罰金です。
左の【保持】は普通に走行しているときに通話や画面の注視したりすることで、右の【交通の危機】は携帯やスマホが原因によって交通事故を起こしたり、道路に危険を生じさせた場合のことになります。
罰則
まずは、罰則ですが保持は5万円以下から6月以下の懲役または10万円以下の罰金に変更されてます!!
罰金も当然痛いですが、下手をすると懲役です。
つまり、出てきたら前科がついちゃうってことですよ。
事故のリスクがあるとはいえ、運転中にかかってきた電話を「誰からだろう?」と画面見たときに警察がいたら、6月以下の懲役または10万円以下の罰金です。
厳しいですね。
事故を起こすと右の交通の危機に移るので、3月以下の懲役または5万円以下の罰金だったのが1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
こちらは事故の状況にもよりますが、厳しいのかそうでもないのか判断が難しい気がします。
違反点数
保持は1点から3点に変更されます。
普通車の場合、1点が6,000円なので3点の18,000円。
つまり、過去3年間に違反がなかった人でも2回捕まれば30日の免許停止になります。
営業の外回りしている人なんかどうするんでしょ。
手ぶらで通話ができるようにイヤホンを耳に差し込んで準備万端にしていても、電話をとるときに画面を見たらアウトです。
Bluetoothを設定しておいて着信したら自動で接続するか、どこかに車を停めてからでないとどうしても無理ですね。
首都高速で渋滞はまってるときの急用なんかはどうしましょうかね。
私も週に2回くらいは神奈川から東京まで走るから考えなくちゃ。
ちなみに、事故ってしまったら6点なので一発免停です。
ながら運転による交通事故件数の推移
なぜ、こんなにも罰則や罰金が強化されてしまったんでしょうか?
答えは簡単。
事故が増えてしまったからです。
警察庁HPより
平成20年は携帯(スマホ)やカーナビによる事故が約1300件だったのが、平成30年には約2800件と、2倍以上に増加してます。
死亡事故に関しても使用なしに比べ、携帯やスマホ使用による死亡事故は2倍以上発生しています。
推測ですが、これだけ死亡事故が増える理由としては、画面を見ているせいでブレーキをかけずにスピードを落とさず事故を起こしているんではないかと思います。
死亡事故の増加率を見るだけでも厳罰化に舵を切るのは仕方がないのかもしれません。
さいごに
自転車に乗りながらスマホをいじってたら、違反で捕まってしまいます。
自転車は被害者にもなりますが、加害者になる可能性があることも常に頭に入れておかなければなりません。
スマホ片手に自転車に乗っていて歩行者に接触し、死なせてしまって、数千万円の慰謝料を請求された高校生の事例もありましたね。
以前、自転車保険の記事を投稿しましたが、
事故を起こしたあとの保険よりも事故を未然に防ぐことのほうが何倍も大切です。
捕まるだけならまだしも、事故を起こしてしまったら身も蓋もありません。
車もバイクも自転車も、ながらスマホなどせず安全運転を心がけましょう。
車関連の記事になります。よろしければご一読ください。
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