イエローナイフ(オーロラ)とナイアガラの旅⑨ ナイアガラへ移動編
カナダ出身の有名人というと誰を思い浮かべますか?
今の若い人たちならジャスティン・ビーバーあたりが出てくるのでしょうか。
アラフィフの私だと、ブライアン・アダムスや悪役レスラーのタイガー・ジェット・シンだったりします。
自然が豊かで犯罪も少ない国ということを小学生のころ知ったとき、「なんで、そんな環境のいい国にタイガー・ジェット・シンみたいな悪党がいるんだ?」と思った覚えがあります。
そりゃあ、どんなにいい環境でも悪党の1人や2人はいるんでしょうが、それ以前に、タイガー・ジェット・シンが本当に悪党かなのどうかという疑問もありますけどね。
三日間のオーロラツアーが終了し、今いるイエローナイフからナイアガラの滝までの移動日になります。
朝食はKFC
飛行機の出発は、10時頃なのでまずは朝食を食べておかないといけません。
普段はホテルで食べていたんですが、【日本を離れるとあるある】の【外食に飽きてきたから日本で食べている味が恋しい】状態になったので、先日見つけたケンタッキー・フライド・チキンでいただくことにしました。
アメリカから日本に入ってきたものをカナダで【恋しい味】といって食べるのもいかがなものかとは思いますが。
例によって写真はありませんが、日本で食べるものと大差はありません。
ただ、日本では太いですが、カナダではマックのように細くて量が多かったですね。
エドモントン国際空港へ
お腹が満たされたところでホテルへ戻り出発準備を終え、イエローナイフ空港へと向かいます。
来た時よりは若干大きめの飛行機に乗り込み、中継地のエドモントン国際空港へテイクオフ!
※イメージです。こんなに大きな飛行機ではありません。
エドモントン国際空港はカナダの中央よりやや西側に位置する空港です。
1988年にオリンピックが開催されたカルガリーが近くにありますね。
その先には、来るときの乗り継ぎで走った記憶しかないバンクーバーもあります。
バンク―バー空港の乗り継ぎのドタバタについてはこちらの記事でご紹介してます。
よろしければご覧ください。
イエローナイフからエドモントンまではおよそ2時間のフライトになります。
出発時間の遅れもなく、日本を発つときのような乗り継ぎの緊張はありません。
天気も良く安定した飛行で、エドモントン国際空港に到着します。
国際空港だけあって、当たり前ですがイエローナイフ空港とは規模が違います。
なんせイエローナイフの空港ターミナル?ビル?建物?は学校の体育館くらいの大きさしかありませんでしたからね。
ここで乗り継いでトロント・ピアソン国際空港に向かうわけですが、出発まで時間がたっぷりあり、時間的にもちょうどお昼だったのでここで昼食を取ることにします。
国際空港と言っても日本の成田空港のような規模の飲食店はあまりありません。どちらかというとピザやハンバーガーといったようなファストフード店が多いですね。
その中から選んだのがサンドイッチ。
サンドイッチと言ってもパンから溢れんばかりに具材がはみ出してて、かなりボリューミーです。
この時は多分、生野菜に飢えていたんでしょうね。
パンにはさまれたレタスがすっごくうまそうだったんですよ。
早速購入し、ロビーで妻とガッツきます。
う、うまい!!
多分、普段だったらなんてことないのかもしれませんが、きっと寒いところで味付けが濃いものを食べていたからでしょう。
新鮮レタスのシャキシャキ食感と素材本来の味がたまりませんね!
人生で一番うまい(多分)サンドイッチでお腹が満たされたあとは、トロント行の飛行機まで時間がありますので、のんびりと過ごします。
ロビーの椅子に座って過ごしつつ、プラッとお土産を見てみたり。
そして、そうこうしているうちに出発時間になり、トロントに向けてテイクオフ!
トロントの空港
エドモントン国際空港からトロント空港までは約3時間40分のフライトです。
到着時間は18時くらいだったと思いますが、完全に日は落ちている時間帯です。
到着直前に飛行機の窓からトロントの夜景が見えており、ハンディカメラで動画を撮影していたものがあったのでスマホで撮影しようとしましたが、あまりに映りが悪いので断念。
イメージ的にはこんな感じです。
実際にはもっと明るかったかもしれません。
このころには日本で計画停電が始まっていたこともあって、動画を見返してみると「この光、少し日本に分けてくんねぇかな」とぼやいているのが残ってました。
そうこうしているうちに、トロントの空港に無事到着です。
え?
トロントの空港って書き方、なんかおかしいですか?
そりゃそうでしょうよ。
だって、記憶をたどってこの記事を書いてますが、自分の記憶では【トロント空港】とだけ覚えていたんですが、調べてみるとトロントに空港ってたくさんあるから、どの空港に下りたのかさっぱりわかりゃしないんですよ!!
なので、【トロントの空港】って書き方でごまかしてるんです。
すいません。
空港のロビーを出ると、ナイアガラを専属で案内してくれるガイドさんが迎えに来て・・・
ない!!
あれ?なんで?
しかも、このツアーの初日からずっと一緒にいる二組のカップルたちにはちゃんとガイドさんが来ているのに、ウチらのガイドさんだけいない・・・。
そんなことってある!?
どうしたもんかと思案していると、向こうから来た日本人が「遅れてすいません!おかじぃさんですか?」とたずねてくるではありませんか。
なんのことはない。
ウチらのガイドさんだけ遅刻してきただけでした。
遅れんなや!とは思いましたが、せっかくの新婚旅
行ですから穏便に済ませましょう。
とりあえずこれで一安心です。
早速ガイドさんの車に乗り込みますが・・・ハッキリ言って
汚ないし臭い!
車自体は広くていいのですが、ホコリ臭くてタバコ臭い!
よく見るとフロアマットは靴から落ちたと思われる乾いた土だらけです。
日本では考えられないレベルですね。
体調が思わしくない妻の眉間にはラオウ並みにシワがよってます。
何の因果で、ラオウと新婚旅行しなきゃならんのか・・
代わりの車なんてないでしょうし、二日後の帰国までお世話になるガイドさんなので、いい関係をおく必要があります。
人柄は悪い人ではなさそうなので、言いたいことを腹の奥に沈めて、今日から2泊する【シェラトン・オン・ザ・フォールズ】へと向かいます。
空港を出てほどなく進むとハイウェイに乗ります。
カナダですから、当然右側通行です。
片側3車線あるんですが、右側と真ん中の所謂走行車線はかなり混んでるんですが、左側の追い越し車線は不思議なくらいガラガラです。
この理由をガイドさんが、教えてくれました。
カナダでは、車に1人で乗っているときは追い越し車線を走ってはいけないそうです。
そうすることで、【1人1台】という意識を変えさせたかったらしいのですが、道路を見る限り全くうまくいっていないようですね。
ドライバーも空いている追い越し車線を走るのに必死なようで、助手席に犬を乗せたり、マネキンを乗せたりしてなんとか2人で乗ってるアピールをしているそうですよ。
まぁ、当然捕まってキップを切られるそうてすが。
それと取り締まりについて、これはいいな!と思ったこと。
1つ目は、車間距離を秒数で計って取り締まることです。
日本では道路上に思い出したかのように【車間距離確認】と言って白線がたまに出てきますよね。
カナダではスピードを計測するのと同時に、前車が通過してから自車が通過するまでの秒数を計って車間距離違反を取り締まっているそうです。
これってとっても合理的だし、正確だと思いませんか?
100キロ近いスピードで走りながら、道路に書かれた線を目視で確認するって危険ですよね。
あおり運転の罰則強化も効果的ですが、この取り締まりもいいと思います。
これは日本でも採用すべきだと思いました。
あおり運転の罰則強化の記事
それともうひとつ、
ハイウェイを低速で走ってると違反キップが切られます。
例えば、80キロ道路を70キロで走っていると、捕まるそうです。
実際、ガイドさんはこれで捕まったことがあるそうです。
日本ではゆっくり走ることが安全、のような風潮がありますが、回りの車が100キロで走行してるところに50キロの車がいたとしたら単なる【走る障害物】でしかありませんよね。
これも個人的には採用してほしい取り締まりです。
そんな話をしつつ、夜景を眺めながらハイウェイを走ること1時間と少し。
本日のお宿であるシェラトン・オン・ザ・フォールズへ到着しました。
シェラトン・オン・ザ・フォールズ
シェラトン・オン・ザ・フォールズ(以下ホテル)はナイアガラの滝から下流へ約1キロのところにあるホテルです。
到着したのが(多分)19時頃だったので、外は真っ暗でナイアガラははっきり見えません。
しかし、よく見ると滝をライトアップしているので、何やらカラフルな滝がぼんやりと見えています。
実際は、ライトアップした滝はこんなに間近には見ていません。
ホテルから撮った写真は映りが悪く、とてもここに載せられないレベルだったので、見本写真を載せてみました。
ホテルの回りには観光客と思しき人たちが外を楽しそうに出歩いています。
遊園地でもない街中に観覧車があったりして、なんだか不思議な光景・・・
ガイドさんによると、このあたりは治安が大変良くて、女性が一人で出歩いても全く問題ないそうです。
そんなところもあるんですね。
チェックインを済ませ、部屋へと向かいます。
シェラトンと言ってもなんだか古めかしい感じのホテルでエレベーターに乗るとヒューーン!と結構なモーター音がします。
そして、部屋に入ってもヒューーン!ヒューーン!とエレベーターのモーター音が響いてくる・・
おいおい、マジかいな!
ツアーを申し込んだときは「おっ!シェラトンに泊まれるんだ♪」と喜んだんですが、ぬか喜びでしたね。
こんなに音が響いてて今日は寝られるのかな。
なんて心配はいらんほどぐっすりと寝落ちていき、ナイアガラまでの移動日は暮れていきました。
つづく
イエローナイフ(オーロラ)とナイアガラの旅 目次
前回記事
ブクマより
塾パパ(id:jukupapa)さん
日本人はどんだけオーロラが好きなんだ!って思っちゃいますね。最近Twitterでハッチャケてますね^^楽しく見させてもらってます。塾もたいへんでしょう。応援してますよ!!
ダメラボ(id:imbroke)さん
ラッキーでしたよ!!ウチらの次の日に来た人たちは初日と二日目が見れてませんからね。最終日ダメだったら目も当てられませんよ。
あべちゅわ(id:kumabe22)さん
最終日見れなかったら、何しに来たんだ!ってことになりますから、見れるときに見ておいた方がよさそうですね。最後の最後に出てきてくれたらすごい感動するでしょうけど^^
え~ちゃん(id:A---chan)さん
テント片手にイエローナイフでソロキャンしてきたら、え~ちゃんのことは【男】でなく【漢】と書くようにします^^
チップ(id:chip39)さん
ふたを開ければ初日だけでした^^;そうか!沖縄のチップさんには雪を見ることすら感動なんですね。
アメリッシュ(id:funyada)さん
そうなんです。メチャメチャラッキーでした。初日がなかったら、全く見れなかったかもしれませんからね。
みゆうと(id:miyutox)さん、読者登録ありがとうございました。