イエローナイフ(オーロラ)とナイアガラの旅④オーロラビレッジ初日編 オーロラとご対面!
みなさんにも死ぬまでに一度は見ておきたい、行っておきたい場所ってあるんじゃないでしょうか。
わたしは視野が狭かった子供の頃は3か所ありました。
1つ目はグランドキャニオン
小学生の頃テレビで見て「こんなところに行ったらなんかデカい人間になれそうな気がする」って、ただ漠然と根拠もなく思ったんですね。
2つ目はナイアガラの滝
これも世界一大きい滝だって知って「世界一ってどんなもんかな?見ておいて損はないよな」くらいの気持ちだったんですが、大人になるまでずっとこの気持ちは持ち続けてました。
最後の3つ目がオーロラ
中学生になりたてのころに観た映画【南極物語】に映っていたオーロラに感動し、「これを見ねば死ねまい!」!と思ったわけで。
視野が狭い子供らしく、すべてが北米大陸に集中していますね。
まぁ、オーロラは北欧でも見れますけどね。
ちなみにアラフィフの方は子供のころ、外国=アメリカ、プロ野球=巨人と思っていた人が多いんじゃないでしょうかね。
ホテルにて
さて、
前回記事ではイエローナイフの宿泊先まで無事に到着したってとこまで進んできました。
着いたのが夕方な上に、乗り継ぎパニックなどで疲れ果て、夕飯を元気に食べに行くって雰囲気じゃありません。
つわりの妻はすでにベッドに倒れこんでいます。
私はちょっと腹が減ってましたが、これから向かうオーロラビレッジにも軽食があるってガイドが言ってたことを思い出し、そのまま部屋でしばらく休憩することに。
私はベッドに置かれた防寒着をチェックします。
う~ん。着てみると、やたらと動きづらい。
色は違うけど、なんだか月面着陸したアームストロング船長みたいに動きがぎこちないです。
正直言って「これを着て三日間すごすのか・・」って感じ。
ブーツに至っては、中敷きというかブーツの中全体を覆っているのが厚さ2センチほどのフェルトです。履き心地どうこうのレベルじゃありません。
一体どんだけ寒いんだ?
一通りチェックし終え、部屋のテレビをつけてみますが当然全て英語なので何をいっているかさっぱりわかりません。
ただ、カナダのニュース番組も東日本大震災のことを頻繁に放送していました。
このころになると福島第一原発の事故がメインで、メルトダウンなんて言葉が使われ始めていましたね。
どのタイミングか忘れましたが、実家に一度電話をしたときに電力が足らなくなるから計画停電が実施されると聞いて、「冷凍庫のハーゲンダッツ(ストロベリー味)が溶けちまう」と、ちょっとおセンチな気分になっちまったときがありました。
帰ってみたら全く溶けていなかったんですけどね。
そうこうしているうちにオーロラビレッジへの出発の時間になってきましたので、防寒着にバッチリ着替えたら、いざロビーに向かいます!
オーロラビレッジへ!!
ロビーのソファに妻と座り、迎えの車を待っていると、同じ格好をした日本人カップルが2組、エレベーターから降りてきました。
全く同じ格好なので、お仲間であることはわかりやすいんですが、一体こいつは誰なのか?男なのか女なのかがさっぱりわかりません。
別に話しかけるわけでもナンパするわけでもないので、困ることはないのですが、なんだかなぁって感じです。
ほどなくして車がやってきて、みんなで乗り込みます。
すでに他のホテルから乗ってきた人たちもいるので、結構込み合っています。
この時間になるとすでに真っ暗で、日中よりもかなり気温が下がってきました。
飛行機を降りたときも寒く感じましたが、更に寒さは増しています。
やっぱり宇宙服もどきの防寒着は大げさではないようですね。
車に揺られること数十分。
その間ガイドから、これから3日間オーロラ見学をするオーロラビレッジについての説明を受け、そして、今夜はオーロラがすでに出ていることなどを聞かされて、もうどうしたってテンションアゲアゲですよ!
そうこうしていると、オーロラビレッジに到着しました!
車を降りて駐車場から更に奥へと歩いていくんですが、
超絶さっぶい!!
今まで経験したことがない寒さですよ。
あれやこれも縮み上がるとはまさにこのことですわ。
それでもオーロラを見るためには寒さくらい我慢せねば!
気合を入れ直し、しばらく木々の間を歩くと視界が開けた場所に到着しました。
雪と氷に覆われてて分からなかったんですが、この開けた場所は湖だったんですね。地面となんら変わらないので言われるまで気づきませんでしたよ。
そして、この視界が開けた湖まで来るといよいよ大空いっぱいに広がるオーロラと初対面!!
3
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1
ドーーーーーン!!!
メッチャきれーい!!!
サイコーでーす!!!
もうね。大興奮ですよ!!子供のころからあこがれていたオーロラが目の前に広がってて。
いつ死んでもいい!!とは思いませんでしたが、最高の至福の時間です。いつまでも見上げてたいですよ。
想像していたよりも何倍も幻想的な景色です。
※ちなみに、上の画像は実際に私が見たオーロラではありませんがかなり近い感じです。すいません。
よくテレビや映画でオーロラがカーテンのようにユーラユーラ揺れているのを見たことがあると思います。
あれね。本当ですよ。日によるんでしょうけど、ものすごい動きます。しかもかなりダイナミック!
ドーンと動くたびに歓声が上がります。
いやー、面白い!!
一応持ってきたコンパクトカメラで撮ってみますが、予想通り何も映りません。
それどころか、寒すぎて精密機器は壊れることがあるので気を付けてねと言われる始末。
なので、プロのカメラマンにお願いしてオーロラをバックに記念撮影。
ちなみに立っているのは湖の上です。
私の手が透けていますが、心霊ではありません。オーロラをきれいに撮るため撮影はシャッターを5秒くらい開けっぱなしで行うんですが、説明を聞いていなかった私は上げていた手をすぐに下がてしまったんです。
それで、色がうすくなってしまったってわけ。
良い子のみんなは人の話をよく聞くようにしましょうね。
さて、
この日から3日間、ここにオーロラを見に来るんですが、初日からキレイなオーロラを見れてすごいラッキーでしたね。
イエローナイフはオーロラの出現率が高いらしいんですが、毎晩見れると言うわけでもないんですよ。
ちなみにこの時の気温は、オーロラビレッジのHPで調べたらマイナス29℃となってました。
つまり、想像を絶する寒さなわけですよ。
いくらオーロラがキレイでも、この寒いなかをずっと外にいるってのはかなり辛いわけで。
たまには暖をとりたくなるわけで。
そんなときのために、湖畔には【ティーピー】と呼ばれる大きなテントのようなものが点在しています。
中に入ると、ストーブが焚かれていてメッチャ暖かい。
暖かいコーヒーやお茶などが置いてあり、セルフで飲めるようになっています。
早速、妻と2人でコーヒーをすすります。
オーロラビレッジHPより
いや~、あったかい。
生き返るぅ~
あったかい飲み物で体が暖まってホッとしたところで回りを見渡します。
ん?あれ?
ここ、日本じゃないよな?
そう、ここはカナダのはずなのに、日本人しかいません。
ツアー客、ガイド、スタッフに至るまですべてが日本人です。
そういえば、さっき写真を撮ってくれたスタッフも日本人でしたわ。
日本語オンリーの私にとっては非常に助かりますが、なんだか不思議な感じがします。
体が暖まったところで、もう一度外に出てオーロラを見ようと立ち上がったときにふと気づいたんですよね。
なにがって?
ティーピーに入ってきたときに靴から落ちた雪の塊がまだ溶けてないことに。
つまり、この中も暖かいと思ってたけど、実は氷点下の気温だったんですよ!
吐く息も白いままだし。
外がマイナス20℃くらいなので、仮にこの中が0℃だったとしても、20℃の気温差があるので、暖かく感じるんですね。
すごいところです。
再びティーピーから出て行ってもこの日はこれでもか!ってくらいの勢いでオーロラを楽しむことが出来ましたよ。
今日はグリーン一色だったから、2日目には赤や黄色のオーロラ爆発を見たいなぁと勝手に期待しつつ初日は終了です。
つづく
イエローナイフ(オーロラ)とナイアガラの旅 目次
前回記事
ブクマより
塾パパ(id:jukupapa)さん
そうですよね!でもやっぱり小さい飛行機って不安になっちゃいます^^;昔、オアフ島からマウイ島に移動するときに小さい飛行機に乗った時も同じような不安感がありましたね。
もふもふ(id:tmofumofu)さん
日本語が通じると本当に安心します。海外旅行もいいですが、日本国内にもまだまだ見るべきところはいっぱいありますよ^^
あべちゅわ(id:kumabe22)さん
そっか!!!スマホがあっても外では手袋しているから操作ができないかもしれませんね^^
チップ(id:chip39)さん
飛行機苦手のチップさんは小さい飛行機はおススメできませんねww寒さはうちなーんちゅでも一度体験したほうがいいですよ^^
アメリッシュ(id:funyada)さん
どっぷり海外のはずなんですが、オーロラ村はまるで日本のように日本語しか聞こえてきませんので、なんだか不思議な感じでしたよ^^
え~ちゃん(id:A---chan)さん
ところが、乗ってみると意外と揺れなくて、快適な旅だったんですよ^^拍子抜けでした。
(id:hirohito6001)さん
旅はいいですよね!海外でも国内でも。私も久しぶりに飛行機乗りたいです^^
ダメラボ(id:imbroke)さん
現地の人はともかく、オーロラ見学の観光客は日本人しか見ませんでしたよ。少なくとも同じ防寒着を着ているようなツアー客はね。