振り込め詐欺対策には日ごろからの家族とのコミュニケーションが大事ですよ。
最近、芸能人の闇営業問題で目にする機会が多い【反社会的勢力】という言葉。
暴力団関係は当然ですが、振り込め詐欺などの集団も含まれてますね。
この記事を読んでいる方は振り込め詐欺など、自身は無縁の年齢の方がほとんどだと思いますが、ご両親や祖父母がもしかしたら、って年齢の方が多いのではないでしょうか。
オレオレ詐欺・振り込め詐欺とは
いまさら説明は不要だと思いますが、言葉巧みに年寄りを騙し、お金を振り込ませる詐欺集団ですね。
報道され始めたころは、息子を装って電話をかけ、「オレだけど事故(あるいは借金)でどうにもならないから今すぐお金を振り込んでくれ!」ってことが多かったので、オレオレ詐欺と呼ばれていましたね。
その後、電話の内容が多様化し役所や公共機関を語ったりしたため振り込め詐欺と呼び方が変わってきました。
これだけ報道されていても振り込んでしまう人がいるってことは、詐欺集団もよっぽど巧みに誘導していくんでしょうね。
そんなに頭使って詐欺をするくらいなら、世の中のためになるまっとうなことに頭使って稼いてくれよ!!と声を大にして言いたいが、詐欺のほうが稼げるのかな。
実は私の実家にも
少し前になりますが、私の母親の携帯にこの手の電話がかかってきたことがあります。
あまり切羽詰まった感じではなく、家計がちょっと苦しいからしばらく貸しといてくれないかな?くらいの内容だったそうです。
話し方は私に似ていたそうで全く違和感がなく、声もちょっと鼻声かな?程度で特に疑わなかったとのこと。
向こうの話し方がたまたま似てたのか、私が普段から詐欺師みたいな話し方なのかは定かではありません。
しかし、最後には「これは息子ではない!!」と確信したそうです。
なぜなのか・・・。
電話の最後に「今、仕事中だからまた明日にでも連絡するよ。母さんも体に気を付けてね」
と言って電話を切ったんだとか。
そのとき「あれ???」と・・・。
こんなこと言われたことあったかしらん・・・と考えれば考えるほどこんな言葉をかけられた記憶がなかったんだとか。
はい。この一言で息子ではないと確信させ、詐欺集団の計画は失敗しました。
一応、確認のためにと私に電話をかけてきました。
母「あんた今、電話した?」
私「してないよ」
母「やっぱりね。振り込め詐欺から電話があったんだよ」
私「そーなん。俺じゃないってすぐにわかったの?」
母「いや。最初は声とか話し方が似てたから疑ってなかったんだけど、電話を切るときに体に気を付けてねって言われて絶対違うと思って」
私「!?・・・あ・・・そ、そーなん・・あ、あはは・・気づけてよかったね・・うんうん、そんなこと言われたらすぐに気づくよね・・・HAHA」
などと最後はドギマギしつつ、そこでそんなに強く確信しなくても・・と思いながら電話を切りました。
次の日に詐欺集団は、驚いたことに家電に電話をかけてきたんだそうです。
詐欺「昨日の話だけど」
母「あんた息子じゃないね」
詐欺「!!何言ってんの?息子だよ」
母「だったら甥っ子の名前言ってみ!!」
詐欺「・・・くそったれー!!」
ガチャン・・
で、電話を切って終わったそうな。
最後に
このまま終わったら、私がただの親不孝な中年オヤジになってしまうので、弁解させてもらいますが、実家は近くにあり、畑を借りて野菜を作っているため、ほぼ毎週野菜をいただきに行くため、週一で顔を合わせています。
決して遠く離れたところに住んでいて半年、一年に一回しか会わないのに体調を気遣わない男というわけではありませんから。
みなさんも普段から家族とコミュニケーションをとっておくと、こういった詐欺にあったとき、ちょっとした違いに気づけると思いますよ~。