知ってても運転には全く役に立たない車の豆知識② でもちょっと役に立つかも
40歳を過ぎて冷え性が治りました。
おかじぃです。
さて、
今年は暖冬で雪が少なく、開業できないスキー場が多いそうですね。
しかし、こんな暖冬に限って降るときはドカンと大雪が降ったりするもんです。
現に、これを書いているときに、関東平野部でも積雪の予報がでていました。
予想は2センチ!
雪が多い地域に住んでいる方にはビックリでしょうね。
っていうか笑っちゃうでしょ?
2センチ雪が積もったから何なの?って^^
でも、雪に慣れていない地域なんてそんなもんです。
全員がスタッドレスタイヤを履いているわけではありませんし。
そうそう!冬用のタイヤってスタッドレスタイヤって言います?
それともスノータイヤ?
スノータイヤっていうと冬に使うタイヤだなってイメージしやすいと思いますが、【スタッドレスタイヤ】って何気なく使ってますけど、なんで冬用のタイヤなんだろうって思いませんか?
まぁ、そんなこと知ってたからって、運転テクニックが上がるわけでもないし役に立つわけでもありませんが、知ってると「へぇ~」って感じになると思うので以前、記事にした
の第2弾としてご紹介します。
スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤとは
スノー(雪)タイヤというと雪が積もっているときに履くタイヤなんだとわかりやすいですが、スタッドレス(スタッドがない!?)タイヤというと、スタッドって何?
スタッドがないってどういうこと?
と思う人も多いんじゃないでしょうか。
スタッドレスタイヤというのは、文字通りスタッドがないタイヤです。
スタッドというのは、1970年代から80年代にかけて日本でも使用されていたいわゆる【スパイクタイヤ】についている金属製の鋲のことです。
出典:Wikipediaより
20代以下の方は知らない人が多いと思いますが、この時代は雪が多い地域に住んでいた人たちは冬になるとこのスパイクタイヤを履いていました。
スパイクタイヤ
それまでも【スノータイヤ】はありましたが、今のスタッドレスタイヤのような性能はなく、特に凍った路面ではノーマルのタイヤと性能が変わりませんでした。
そのため、凍った路面をより安全に走行するためスノータイヤに【スタッド】を取り付けた【スパイクタイヤ】が流行しました。
このころの北日本ではスパイクタイヤの装着率は100%と言われていました。
ところが、1980年代に入ってからは雪がなくなってからのスパイクタイヤによる走行が問題になってきました。
雪の上を安全走行するにはもってこいですが、いざ雪がなくなるとスパイクタイヤはアスファルトを削って道路を傷めてしまいます。
つまりスパイクタイヤは
長所 ➀チェーンをいちいち脱着する必要がない
➁雪道でも凍った路面でも走行できる
短所 ➀雪がない道路ではアスファルトを削って修復費が嵩む
➁削ったアスファルトの粉塵が人体に健康被害を及ぼす
という2面性がでてきました。
そのため、地方自治体でスパイクタイヤ対策の条例が徐々に出始め、仙台など早期から条例で利用を禁止した都市を走るために電動ドリルのような専用工具でスパイクタイヤからスタッドを外しました。
そして、1991年にはすべてのスパイクタイヤの販売が中止されました。
こうして、スパイクタイヤがなくなっていったため、タイヤから【スタッド】がなくなった(レス)というわけです。
ただ、雪道での安全性能は必須ですから各タイヤメーカーはスタッドの代わりにクルミの殻やガラス繊維、卵の殻などをタイヤに練りこみ、氷を引っ掻く効果を持たせていたりします。
また、タイヤ自体にも発泡ゴムを使用したり、地面と接地するタイヤのブロック部分に細い溝を入れたりしています。
スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違い
ひと昔前、織田裕二さんがCMで氷を指先だけで掴んで「乾いた氷は滑らない」と言っていたのを覚えている方もいると思います。
スタッドレスタイヤにある細い溝は路面の氷とタイヤの間にある水の膜を吸い取り、氷とタイヤを密着させる効果があります。
そうすることによってブレーキをかけたときにギュッと止まるようになるわけですね。
ノーマルタイヤには、この細い溝がありません。
出典:Wikipediaより
左がノーマルタイヤで右がスタッドレスタイヤです。
違いがよくわかりますね。
現在装着率ナンバー1のスタッドレスタイヤはブリヂストンのブリザックです
私もミライースで実際に使用していますが、まだ雪道を走ったことがありません。
しかし、雪国での装着率はダントツらしいので走るのがちょっと楽しみなんです。
極寒の地では
余談ですが、
私はオーロラを見るために-20℃~-30℃のイエローナイフに行ったことがあるのですが、現地の車はスタッドレスタイヤを履いていませんでした。
寒すぎて路面の氷が解けないから滑らないんですね。
アスファルトと一緒というわけにはいかないと思いますが、無謀なスピードを出さなければきちんと運転ができるんです。
理屈では理解できても結構驚きでしたよ。
4駆に乗っている人は要注意!
それと、雪道の事故は2輪駆動車よりも4輪駆動車のほうが多いって知ってますか?
勘違いしている人が多いんですが、4輪駆動車だからって雪道を走っていて滑らないわけではありませんよ。
私の回りでも「俺のは4駆だから大丈夫」といって雪道をノーマルタイヤで走ろうとする人がいました。
たしかに4駆だと走り出しは2駆よりもスムーズですし、多少雪が積もってても走ることが出来ます。
ただ、問題は止まるときなんです。
ブレーキを踏んでタイヤがロックし、ツーっと滑ってしまえば4駆も2駆もありません。
単なるスリップしている車ってことです。
普段からも言えることですが、雪道では特に走ることより止まることの方が何倍も大切なんです。
このことを理解していないと必ず事故を起こします。
後悔しないようにしっかり備えて雪道を安全に運転するよう心掛けましょう。
エンスト
運転には役に立たない豆知識をもう一つ
エンストって聞いたことありますよね。
オートマしか乗れないって人は聞いたことないのかな?
エンストってナニ?
エンストとは、エンジンが予期せず止まってしまう現象をいいます。
燃料切れなども含まれますが、ここでは昔でいう「エンストこいた」の現象に特化します。
つまり、マニュアル車を発進させようとしたが、クラッチの操作かギアの間違いによって起こる現象のこと。
このエンストってなんの略かわかりますか?
そう、エンジンストップ
と思った人
残念ながら不正解です。
正解はエンジンストールと言います。
エンジンがストール(失速)するということですね。
ただ調べてみると、現在はエンジンストップも和製英語として認められているようですね。
つまらん。
認めちゃったらこの話題終わっちゃうじゃん。
ちなみに、今マニュアル車に乗ってる人ってどれくらいいるのかな?
最近の車は軽自動車でもマニュアル車の設定がほとんどないから、壊滅的なんだろうな
。
ググってみたら、マニュアル車の割合は2011年で1.5%だって!!
もうそんなもんしかないんですね。
運転を楽しむ時代が終わったようでなんだか悲しい。
昭和時代はマニュアル車の運転が上手な奴は女性の扱いも上手でモテる、なんて言われてました。
アラフォー以上の人は知ってますよね?
当時は運転をうまく見せるためにみんな必死に努力をしたんですよ。
クラッチをガックンせずにスムーズにつなぐとか、信号待ちで止まるときにスッと止まるように停止する寸前にブレーキをゆっくり緩めるとか。
そうすることで同乗者が車酔いしなかったりする効果もあったんですけどね。
私は20代前半のころに運転代行のアルバイトをしていたので、待機時間に仲間とアクセルを踏まずにクラッチのつなぎ調節だけで4速発進する練習をしたりしてましたよ。
そうやって日々努力をしていましたが、報われた実感は1ミリもありません。
昭和の格言は当てにならなかったようです。
本題から逸れましたが、今はマニュアル車がほとんどなくなったのでエンストと言えば、ガス欠や急ブレーキくらいしかないんだろうと思います。
また、仲間とドライブしてエンストこいて大笑いするような時代が来てくんないかなぁ。
さいごに
もしエンストの話題が出たら最高のどや顔で「エンストってのはエンジンがストールすることなんだぜ!!」といってみてください。
多分これ以上ないくらいの顔でスルーされますから。
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