イエローナイフ(オーロラ)とナイアガラの旅② バンクーバー編 飛行機の乗り換えって・・・
東日本大震災の2日後に新婚旅行のため、成田空港を出発しました。
気流の乱れもなく穏やかな飛行を続けて9時間余り。
エア・カナダはだんだんと経由地であるバンクーバー国際空港に近づいてきました!
ってとこまでが前回のお話でした。
バンクーバー国際空港に到着!
さてさて、2時間近く遅れての到着ですが、予定だと乗り継ぎで次に乗るはずだったイエローナイフ行きの飛行機は1時間前にテイクオフしているはずです。
言葉の通じない異国の地で「どうしたらいいんだべか?」と夫婦そろって引きつった顔でドキドキソワソワしていると、バンクーバー国際空港に無事着陸。
ずっと椅子に振動がなかったのに着陸したとたん地面を走ってる振動がお尻に伝わってきます。
どこか懐かしい感触。
しかし、そんな感触を懐かしんでいる余裕は今の私たちにはありません。
「早よここから出してくれ!」と心の中で繰り返します。
飛行機って飛んでるときは快適だけど、いざ地上で走るときはモッサイ感じがしますよね。図体がでかいから仕方ないけど。
まどろっこしいスピードでターミナルに到着しやっどドアが開きます。
多分最初に降りるのはファーストクラスのお大尽お客様ですよね。
でもでも、こういう時は乗り継ぎを急いでるって言ってんだから先に降ろしてくれたっていいじゃん!!
って言葉は今はしまっておきます。
なにせここは日本じゃない。
キャナダなんだから。
ジリジリしながら待つこと10数分。
やっと自分たちの順番が回ってきました。
焦りを心にしまい込みながら、前の人に続き出口を目指します。
国会の牛歩戦術さながらに1歩数センチづつ進んでいきます。
永遠に感じられるほどの数分を乗り越え、やっと機体から脱出しました。
まずは一目散にキャリーバッグの受け取り場めがけて猛ダッシュです。
イエローナイフ行きの飛行機を目指して
あの空港の荷物受け取り場ってなんだかまどろっこしいですよね。
こっちが焦っているのをあざ笑うかのようにゆっくりと他の人のバッグが流れてきたりして。
ジリジリしながらしばらく他人のバッグを見送ってると、ようやく自分のが流れてきて久しぶりのご対面。
遅れること数十秒で妻のも流れてきたので、キャリーバッグのキャスターの限界に挑戦するかのように再び入国審査目指して猛ダッシュ!!
ツアー会社の旅のしおり的なものに載っているバンクーバー国際空港の乗り換え地図を見ながら走っていると、周りには日本人のカップルが何組か同じようにダッシュしています。
思わず声をかけてました。
「もしかして、イエローナイフ行かれるんですか?」
「そうなんです!もう、間に合わないっすかね?」
んなもん、知らんがな!!
わからんからみんな必死です。
こんなときはなぜか妙な連帯感みたいなものが生まれるもんで。
「とにかく急ぎましょう!」
みんなで地図をみながら空港名物の長~いロビーを一目散に走ります。
そして、やっと入国審査にたどり着きました。
もうヘロヘロですよ。
つわり中の妻にいたっては、フルマラソンを2回連続で走ったのかってくらいゲッソリしてます。
ごめんな。
そして、ここでもやはり順番待ちの長い列に並び、一人ずつ前に進み入国審査の職員と一言二言やりとりしてます。
いよいよ、自分の番が回ってきました。
緊張の面持ちで前にすすみます。
しかし、どうしてこういうとこにいるおっちゃんて、強面なんだろ。
別に怒ってるわけじゃないんたろうけど、ムスッとしてるよね。
まぁ、毎日何千人も相手にしてるんだから、いちいち愛想よくなんてできないんだろうけど。
メンチ切ってんのか?ってくらいの鋭い眼光で何事か聞かれますがこっちは英語がわからん上に、モソモソしゃべるので全く聞き取れません。
こんなことなら塾パパ(id:jukupapa)さんにしっかりと英語を習っときゃよかったよ。
そしたら、「あんたの英語はわかりづれぇんだよ!ディズニー映画みたいに綺麗な英語をしゃべりやがれってんだ!このスットコドッコイめが!」ってバリバリの英語で捲ってやるのに!
しかし、そこは毛の生えたノミの心臓を持つ男、おかじぃです。
そんなこと言えるはずもないので、とりあえず出発前に読んだ【海外旅行で使う英会話】みたいなガイドブックに載っていた平仮名英語を勇気を出して言ってみたさ。
「ささ、さ、さえっすぃーん(sightseeing 観光ね)」
すると、パスポートを見返したあとギロッと私を一瞥しバンッ!て判子を押してくれました!
よっしゃー!
入国成功!
妻と共に搭乗カウンター目指して再びダッシュ!
っていっぱい書いてますけど、実はバンクーバーに着いてからテンパっててハッキリ言ってよく覚えてないんですね。
どうにかして、搭乗カウンターにたどり着いて、チケットを見せたらおネエさんが「ダイジョブよ」的な笑みを返してくれてようやく一安心てな感じだったと思うんだけど、違ったかなぁ。
旅慣れてて、入国手続きの順番違くね?っ思った方がいたら、見逃してやってください。
なにとぞ。
さてさて、しばし休憩していると、さっきの日本人カップルたちも続々とやってきます。
まだ飛行機に間に合うことを伝えると、みんなの表情が和らぎます。
さぁ!
いよいよイエローナイフに向けて乗り込みますよっ!
つづく・・・
イエローナイフ(オーロラ)とナイアガラの旅 目次
前回記事
ブクマより
ダメラボ(id:imbroke)さん
CAなんてそんなもんですよね^^;ったく。 サイトは見つけてもらえたでしょうか。リクエストにもできる限りお応えしますよ(多分ww)
アメリッシュ(id:funyada)さん
ホテルは多分ここなんです。
https://www.viewhotels.co.jp/narita/
ただ確信がなかったから記事中では書けなかったんです。駐車料金無料はツアーのプランかもしれません。ただホテルから空港までの無料シャトルバスはありますよ。
塾パパ(id:jukupapa)さん
旅行慣れしていないと、こういうハプニングの時にドキドキします^^;アドブルーが必要な乗用車もあるんですか!ディーゼルはオイルも高いし交換期間が短いと聞いたもんで、維持費が大変なのかと思っちゃいました。
え~ちゃん(id:A---chan)さん
そうなんですよ!!まさかこんなことになるとはって感じです。テントから見るオーロラは格別かもしれませんよ^^
もふもふ(id:tmofumofu)さん
せっかくの新婚旅行なのに、妻には本当に申し訳ないことをしちゃいました。こういうつらい状況でもイライラしたりせず、けんかにならないのが妻のすごいところです。
アクセサリー見ていただいてありがとうございました^^
チップ(id:chip39)さん
世知辛いCAさんでした。同じカナダエアだったので、もう少し親身になってくれるかと思ったんですけどね。飛行機嫌いなんですか!?うちなーんちゅにとって致命的なんじゃないですか!
あべちゅわ(id:kumabe22)さん
スマホなしなんて今じゃ考えられないですよね!大黒柱としては、ハナから荷が重い始まりになっちゃいました。
ヒロニャン(id:jzc01651)さん、(id:hirohito6001)さん、ブクマありがとうございました。