映画のパンフレットを使ってご紹介 番外編 キャラメルボックスの【また逢おうと竜馬は言った】
今回は番外編ということで、舞台のパンフレットをご紹介します。
演劇集団キャラメルボックスの【また逢おうと竜馬は言った】です。
1995年の作品なので、今から24年前の作品ですね。
シミだらけで、相変わらず保存状態が悪いです。
また逢おうと竜馬は言った
いいタイトルだと思いませんか?
ストーリーはというと・・・。
ハッキリ言ってほぼ覚えていないんです。
すいません・・・。
坂本龍馬に憧れているドジな岡本という男が主人公で、竜馬が幽霊のように岡本の元にやってきてアドバイスをしていくうちにたくましい人間に育っていく・・・
ような感じだったかと・・・ゴニョゴニョ・・・
なんでそんな中途半端なものを紹介したかというと
こちらのニュースがあったからです。
私が20代前半に芝居をしていたころ、観に行った劇団で衝撃を受けたのが三谷幸喜氏の【東京サンシャインボーイズ】と成井豊氏の【演劇集団キャラメルボックス】でした。
その一端がなんと倒産してしまうというショッキングなことに!
絶頂期には17,000人のファンクラブ会員がいて、日本一チケットが取りにくい劇団と言われていました。
私が観に行っていたころも人気がありましたが、チケットが取れないということはありませんでした。
ではなぜ、一気に日本一チケットが取りにくいと言われるようになったのか。
看板俳優
こちらの俳優さんが2枚看板のうちの一人で、人気急上昇に一役買いました。
わかりますか?
一番上の画像でちょんまげして刀をさしている人ですよ。
TBSのドラマ「ノーサイドゲーム」に出演してる上川隆也さんです。
まだ20代後半のころで、シャツをザッパリとズボンにインしているところに時代を感じますね。
上川さんはこの芝居が公演された1995年に「白い巨塔」で有名な山崎豊子さん脚本の「大地の子」の主演に抜擢され、放送されると一躍脚光を浴びスター街道を突き進みます。
すると、上川さんが所属している劇団ということでキャラメルボックスも注目を集め、人気が爆発していきました。
上川さんてテレビドラマでは渋い役どころが多いのですが、彼の真骨頂は舞台にあると個人的には勝手に思っています。
あんな2枚目でありながら舞台では最高に面白いんです!!
お笑いをしているのではなく、ちょっとした仕草やセリフ回しがなんともいえないツボに入って腹をかかえて笑っちゃうんです。
多分、当時を知る人は少ないと思いますが・・・。
2000年頃はNHKでたまにキャラメルボックスやサンシャインボーイズの芝居を放送していたんですが、またやってくれないかなぁ。
ちなみに東京サンシャインボーイズの看板俳優はこちら
はい!西村まさ彦さんです。
いまは白髪が目立つようになってきましたが、1995年ころはこんな感じだったんじゃないかと思います。
彼の個性的すぎる芝居はテレビでは受け入れられないんじゃなかと思っていましたが、いい意味で見事に裏切られました。
「警部補 古畑任三郎」の今泉は最高のはまり役でしたね。
おっと!!そうそうキャラメルボックスでした。
舞台の世界もテレビと同様に入れ替わり立ち代わりがあるようで、最近のキャラメルボックスをググってみると、全然知らない若者ばかり・・・。
まぁ当然と言えば当然ですかね。
そんな中に懐かしい顔が
キャラメルボックスの2枚看板のもう一人、西川浩幸さんです。
マニアックすぎて誰もついてきていないことは百も承知で突っ走ります。
彼の芝居も最高にコテコテでクドい!!
でも、面白い!!
観るとクセになるクドさがたまりません!!
日本中の人にこの劇団の面白さを知ってほしかったなぁ・・・。
上川さんと西川さんのセリフのかけあい・・・
残念・・・
最後に
今回は倒産のニュースで懐かしい思い出が蘇ったので、独りよがりに書きなぐってみました。
またいつかどこかで見られることを願って・・・。