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過払い金請求って難しいの? いやいや、キッチリ調べて行えば自分で取り戻せますよ。

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 通勤中のラジオでよく耳にする「過払い金は取り戻せるので、ご相談ください。借りていた金融機関さえわかれば、うろ覚えでも構いません。」というフレーズ。

 

 借りていた金融機関さえ分かればって・・・。司法書士とはいえ、そんなに簡単に他人の過払い金って取り戻せるもんなの?

 

 そんなに簡単なんだったら自分で取り返せば手数料を払わず、全部自分に返ってくるんじゃないの?

 

 って思ったのがこの記事を書こうと思ったきっかけです。

 

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 ちなみに、私はクレジットカードの紹介記事の中で「キャッシングやカードローンを組まないように」と呼び掛けているように、利息を払うのが嫌いなのでこの手の金融機関に借金したことがありません。

 

www.imasaraoyaji.com

 

 私自身、約半世紀の人生でローンを組んだのは、現在支払い中の自宅ローンのみです。

 

 なので、これは私が実際に行った過払い金請求ではありません。

 

 ただ、2010年から始まった過払い金請求ですが、完済してから10年で時効になるので、2020年を目前に控え、取り戻せるチャンスがある人は取り戻したほうがいいんじゃないの?って思い調べてみたわけです。

 

 結果から言うと、過払い金は自分で取り戻すことができます。

 

 実際に取り戻した実例もあります。

camatome.com

 

 このような記事を参考に、自分でも調べてみましたので、2010年以前にキャッシングやカードローンなどの経験があって、興味がある方は読んでみてください。

 

過払い金請求の流れ 

取引を行った業者に「取引の履歴を送ってほしい」と連絡をすると、【取引履歴の開示請求書】が送られてくるので、必要な個所を記入し返送する

 この時、業者側から「すぐに〇〇円返す」などと言われても応じてはいけません。必ず履歴を送ってもらうようにしましょう

 

開示請求書が届いたら、自分で過払い金計算をする

 アコムやレイクといったいわゆる消費者金融業者は取引日と取引金額の一覧表を、セゾンやオリコといったクレジットや信販系業者は正しい金利で計算した取引履歴と過払い金を明記して送付してくることが多いようです。
 
 業者が過払い金を明記していても、必ず自分で計算しましょう。業者はプロですから自分に有利な計算をしている可能性があります。
 
 この計算を「引き直し計算」と言います。
 
 引き直し計算という言葉を今、初めて聞いた方がほとんどだと思いますが、無料計算ソフトがありますのでダウンロードしてやってみてください。
 
無料ダウンロードはこちらから
 
 リンク先を開き、下に下がっていくと中ほどに引き直し計算ソフト一覧がありますので、赤丸の「利息計算ソフト(名古屋消費者信用問題研究会)」をクリック。

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 開いたら、下図が表示されるので赤丸の利息計算ソフトをクリックしダウンロードしてください。

 

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 それでもやはり計算が面倒臭かったり、分からない場合はこの段階からでも引き受けてくれる法律事務所に相談してみるのもいいかもしれません。
 
 中には引き直し計算だけを請け負ってくれる法律事務所もあるようです。
 

過払い金が確定したら請求しましょう

 計算が終了したら業者に連絡し、請求をしましょう。

 

 最初は電話で請求金額を言って請求し、書面が必要と言われたら郵送で計算書を送ります。

 

 すると業者から「ウチで計算したら〇〇円でしたのでそれでいいですか?」といった内容の連絡がかなりの確率で入るようです。

 

 しかし、最初に書いた通りここでOKしてはいけません。

 

 

 一度合意したら、あとで「やっぱり全然少なかった!!」となっても二度と請求することができなくなります。

 

  おかしいと思ったら、業者に合意を求められても自分の計算に自信をもって臨むようにしましょう。

 

業者との交渉が決裂したら裁判を起こしましょう

 裁判を起こすには裁判所に「訴状」を提出する必要があります。

 

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 訴状なんて書いたことないし書けない!!という方がほとんどだと思いますが、このネット社会では、無料でテンプレートを提供してくれている親切な方がいらっしゃいます。

 

www.money-japan.net

 こちらではテンプレートだけでなく、書く際の注意点なども書いてありますので、よく読んで正しく記入するようにしましょう。

 

 

 それでもやっぱり自分でやるのは自信がないという方は弁護士さんなどにお願いするのがいいかもしれませんね。

 

 司法書士や弁護士に依頼するメリットとデメリット

 司法書士や弁護士は専門家ですからこういうことは問題なく行えますが、当然メリットとデメリットはあります。

 

メリット

  • 返済までの期間が短い
  • 手間いらず
  • 家族に内緒で作業が行える

デメリット

  • 手数料がかかる

 

 一概にどちらがいいとは言えません。どちらにもメリットがあり、デメリットがあります。

 

 ちなみに、弁護士事務所の手数料は、事務所によっても異なりますが、おおよそ20%くらいが多いようです。

 

 もし、プロに頼むときは、事前に手数料についてもしっかりと分からないことは聞いて納得してから依頼することをおすすめします。

 

まとめ

注意すべきこと

過払い金請求を行うときは、完済しているもしくは、過払い金が戻ってきたら完済できるタイミングで請求を行ってください。

 

 過払い金が戻ってきても借金が残っていると、いわゆるブラックリスト扱いになり、5年程度クレジットカードを作ったり、自動車などのローンを組むことができなくなる可能性が高いです。

 

 実際、知り合いのディーラーから聞いた話では、お客さんが新車の購入でローン申請したが通らず、理由を聞いたら過払い金請求したからだと思う、と言っていたそうです。

 

 なので、必ず完済もしくは過払い金で完済できることが絶対的な条件になります。

 

 ただし、アコムやレイクといった消費者金融なら、それで構いませんが、セゾンやオリコのような信販会社の場合、キャッシングやローン以外にショッピングや光熱費等の支払いをそのカードで行っていたら、それも残高0円にしなければなりません。

 

 つまり、借金は完済していても過払い金を取り戻した段階でショッピングや光熱費などが未払いとして残っていたら未完済となりブラックリストの仲間入りになってしまいます。 

 

 なので、支払いを他のカードに移し、ショッピング等の通常の支払いをすべて済ませてから手続きを行いましょう。このカードはおそらく使えなくなりますので、貯まったポイントも使い切っておいたほうがいいと思います。

 

弁護士及び司法書士事務所の選び方

 「過払い金請求」などと検索すると弁護士や司法書士のサイトがいくつもヒットします。

 

  弁護士に依頼するメリット・デメリットや自分で手続きを行う手順など丁寧に説明しているサイトがある一方、上記の注意点など全く説明がなく、「借金がある方、すぐに電話ください。必ず取り戻せます。リスクはなにもありません」と言っているサイトもあります。

 

 そういうサイトはだいたいラジオでくどいくらい耳にする司法書士法人だったりすることが多いように感じます。

 

 そういうとこは個人的には絶対に「NO!!」ですね。

 

 自分の利益しか考えていないのが丸見えだから信用できませんね。

 

 もしプロに頼むのなら、何か所か話を聞いて比較するのがいいでしょう。

 

 リスクのこと、手数料のことなど、サイトを見て実際に話してみて一番使用できると思ったところに依頼するべきですよ。

 

 

 なお、実際に自分で手続きを行う際には、必ず詳細まで調べて自己責任で行うようにしてください。

 

 この記事はあくまでも、過払い金がありそうだけど、弁護士費用は高そうだしよく分からないからどうしよう、とか自分で請求手続きできないのかなと思っている方に向けたものです。

 

 この記事は下の記事を参考にさせていただいています。

 

 興味がある方は一読してみてください。

 

www.step-law.jp

 

www.saimu110.info

 

www.aizawa-office.jp