吉本興業ってどんな組織なの?岡本社長の会見で見える吉本興業の組織体質の異常さ!!
7月20日の宮迫博之さんと田村亮さんの記者会見と、7月22日の岡本社長の記者会見を見た方が多いと思います。
腹を括って、それこそ命を懸けて会見に臨んだ前者と、体裁を気にしながら遠回しであいまいな言葉で逃げようとする後者。
いろんなことを考えながら見たこの会見をあくまで個人の意見として書いてみたいと思います。
- 宮迫博之さんと田村亮さん
- そもそも発端て
- 記者会見は早い段階でしておくべきだった
- 恩義を感じてる吉本興業との話し合いも正直に明かした
- 吉本興業と所属芸人さんとの契約
- 組織としてトップとしての責任の取り方について
- 最後に
宮迫博之さんと田村亮さん
私はアメトークもロンハーも観たことがない。
唯一、「行列」で宮迫さんを見るが、田村さんを見ることはほとんどない。
しかし、当然お二人とも知っているが、20日の田村さんの変わりようには驚いた。
やつれて、ほうれい線のシワは深く刻まれ、顔色はどす黒く、頭頂部にはストレスと思われる円形脱毛症までみられた。
そんな中でも、「本気で謝罪に来てるんだな」と思わせたのが、金髪のままだったこと。
謝罪会見というと、茶髪や金髪にしていた髪の毛を黒く染め、「申し訳ありません」なんて頭を下げているのをよく見るが、外見から「反省してますよ」と見てもらいたい意図が見え見えだが、田村さんはそのまま出てきた。
おそらく、今回の騒動のことしか頭になく、外見のことなど全く気にする余裕がなかったんではないかと思う。
少なくとも私はそういう印象を受けた。
彼は口下手で真面目、と書かれた記事をいくつか目にしたので、そのまま出てきたんだなと。
そもそも発端て
直の仕事を受けて、お金をもらっていたのにもらっていないと言ってしまったことが発端になり、今回の大騒動に発展しまいましたね。
後に、やっぱりもらっていましたと覆してしまったことは大いに反省すべきことでしょう。
しかし、これが契約解除にまで発展する話なんでしょうか?
刑事事件を起こしたわけではないんですよ!
一般企業なら、嘘ついたからということで解雇したら不当解雇と訴えられてもおかしくないですよね。
誰だって保身の気持ちはあるでしょうし、とっさに嘘をついてしまうこともあるでしょう。
つまり・・・
もう一度きちんと話を聞き、解決に導けないならトップになどなるんじゃない!!!
なにもせずに「静観」て・・・。
ほとぼりが冷めるまで時間をおけば世間は忘れるだろうとでも思ったのだろうか。
松本人志さんが「不倫騒動でオフホワイトとボカシて逃げたのが宮迫にはよくなかった」と言っていましたが、仕方ないですよ。
トップが同じことしようとしてるんですから。
記者会見は早い段階でしておくべきだった
間違いに気づいて、田村さんが謝罪会見をしようとしたが、会社に止められた。「子が謝ろうとしているのに、止めるのが親なんですか!」と言っていましたね。
私はこれもちょっと違うと思っています。
子が間違いをして他人に迷惑をかけたなら、親が子供に灸をすえ、自分が矢面に立って「アホな私に似たウチのアホな子がやらかしてしまいましてすみません。しっかりと灸をすえましたので、お許しい下さい」と言うのが親なんじゃないかと。
つまり・・・
子を背中で守れないならトップになどなるんじゃない!!!
普段ニュースを見ていて、例えば、一般企業で一社員のミスで情報漏洩などがあったとき、その社員が記者会見しますか?
涙ながらに「私がやりました。すみません。」と言っている社員を見たことがありますか?
普通はトップやトップに近い数人が出てきて頭を下げるでしょう。
この一事でも吉本興業の異常さがわかります。
6000人の芸人さんを抱え、(正式に書面で契約を交わしている芸人さんが何人いるのか知りませんが・・・)大名商売に走ってしまったトップの成れの果てですかね。
恩義を感じてる吉本興業との話し合いも正直に明かした
お二人が吉本興業との話し合いで「テープ回してんのか?」「勝手に会見したら連帯責任で全員クビ!」「オレにはその力がある」と言われたことを話しました。
嘘か誠かはわかりませんが、あの会見は二人は人生をかけて臨んだと思っている私は真実であったと思っています。
そう思わせたのは、この暴露のあと「こんなアホを30年間面倒見てくれた吉本興業に対して感謝しかないですよ・・・。こんなことしたいわけないじゃないですか」と嗚咽しながら話した時は、二人を育てたわけでもなく、特段ファンというわけでもない私が泣けてきました。
それに対する岡本社長の答えが「場を和まそうとした」「冗談のつもりだった」
バカか!!!
子のこんな真剣な言葉が響かないならトップになどなるんじゃない!!!
この思いに嘘や、はぐらかしでしか答えられないのかと思うと情けなくなる。
吉本興業の芸人さんたち救われませんね。
冗談にせよ和ませようとしたにせよ、言ったことを認めたわけで。
普通ならパワハラとして訴えられても不思議はないですね。
というか、訴えられるべきでしょう。
でも、お二人はしないでしょうね。
吉本興業に対してあれだけ恩義を感じていますから。
そんなこと望んでないでしょうし。
吉本興業と所属芸人さんとの契約
現役の芸人さんが次々と契約書を見たことがない、と訴えてますね。
それで6000人抱えているとか契約解除とか。
意味がわかりません。
芸能界全般的にそういうもんなんでしょうか。
俳優なり歌手なりアイドルなり事務所に所属していると思うんですが、どういう契約なんでしょう。
昔からこれでやってきたと言っても、時代に合っていないことに気づいていなのかな。
会見で吉本興業に弁護士が二人いることがわかったけど、この二人
仕事してんのか?
法律の専門家が二人もいて、この雇用形態がおかしいと感じないことが不思議でたまらん。
弁護士二人も抱えて、所属芸人さん(子)のことを考えた契約や経営に舵をきる勇気がないならトップになどなるんじゃない!!!
子が人生をかけて開いた会見を受けての会見で社長が晒したあの醜態。
まるで危機感が感じられません。
記者から何度同じ質問をされてもYesかNoで答えず、クドクドと経過説明しかしゃべらず、記者から「もう結構です」なんて言われる始末。
吉本興業の芸人さん、さぞかし恥ずかしい思いをしていることでしょう。
同情します・・・。
組織としてトップとしての責任の取り方について
個人的に岡本社長は今は辞任すべきでないと思っています。
嫌いなんですよね。責任取って辞めますっての。
なんの解決にもなってないですよね。
昔からの古き悪しき日本の文化が未だに残っちゃってる。
お侍さんが他藩に狼藉をやらかしちゃって、やられた大名が怒っちゃったりして。
するとやっちゃったほうが家臣に切腹させて「お見事!!潔い!!」とか言って首を差し出す。
やられたほうも「あいわかった!!」って。
あっぱれ!のようなことになるが、いやいや、なんの解決にもなってないじゃん!!
きちんと説明できないから、腹切るからなかったことにしてネって。
社長辞めるから勘弁してネって。
そんなんおかしいでしょ。
だったら辞めるんでなく、芸人さん(子)のための会社にすることが一番の責任の取り方だと思うわけです。
ギャラにしたって会見で「5:5」って言っちゃったわけですよね。
その後、芸人さんが1円しか給料振り込まれなかったってまた暴露しちゃったわけで。
というと吉本興業は2円で仕事を受けたのかって話になるわけで。
日本中が注目する会見で言っちゃったんだから、すべて遡って、受けたギャラの半分を「計算間違えました」って払うしかないでしょう。
そして、書面で今後のギャラは5:5で契約はこういう条件です。
と、すべての芸人さんと交わすしか汚名を返上することはできないんじゃないですかね。
最後に
所属芸人さん全てに生活できる給料を、といっているわけではないですよ。
そんなことは、当然ですが絶対にすべきでない。
売れてもいない芸人さんが食っていける給料もらったらお笑いを追求することはなくなるでしょう。
そこのハングリー精神は必要です。
仕事した分はキッチリと払いましょうって話ですから。