病院てどこまで信用していいの? 「かなぁ」診断はだいたい誤診!!セカンドオピニオン・サードオピニオン行ったら「川崎病」だった話
先日、自分が通っている病院について記事にしました。
実は、次男のほうがヤバい誤診を受けていたので、記事にしておきます。
おたふく
去年(2018年)2月のこと、風呂上がりに次男(当時3歳)の首筋あたりをタオルで拭いていると、突然「痛い!!」と言い出しました。
驚いて首筋を確認しても、特に異常はありません。
タオルが古くて繊維が固くなっちゃったかな?と思いましたが、これまたそうでもありません。
とりあえず、その日はそのまま就寝しました。
次の日は家族で県内のトラック博物館のようなところに行きましたが、いつもの元気がなく、「トラックの運転席に乗ろう!!」と言っても乗ろうとしません。
他の展示物やゲームのようなコーナーに行ってもはしゃぐことなく静かなまま。
おかしい!!
次男がこんなにおとなしいはずがない!!
このときは気づきませんでしたが、あとでこのとき撮った写真を見ると、首を傾けていました。
確認で体を触ると、発熱していたので早々に帰ることに。
帰ってからもう一度よく見てみると、首の側面がかなり腫れていました。
そっと触っても「痛いっ!!」といいます。
なんだかわからなかったんですが、その日は日曜だったので、次の日病院へ連れていくことにしました。
こどもクリニック(発熱二日目)
行きつけのこどもクリニックに妻が連れて行ったところ、「おたふくかなぁ」という診断。
とりあえず、解熱剤を処方されて帰ってきました。
断っておきますが、腫れているのは首であって、ほっぺたではありません。素人が見てもわかります。
その日は、その薬を飲んで様子を見ることにしました。
内科クリニック(発熱三日目)
次の日、熱は全く下がらず左右に動かすことが出来ないほど首の腫れはひどくなってきました。
そのため、セカンド・オピニオンとして、前日の小児科ではなく別の内科を受診しました。
「う~ん。腫れてるのが普通より首の方だけど、やっぱりおたふくかなぁ」という診断。
前日もらった薬を伝え、それをもう少し飲んで様子をみましょうと言われ帰宅することに。
結局、夜まで熱が下がることはなく、また、首の痛みで寝返りをすることもできなくなってきました。
市立病院(発熱四日目)
次の日も熱は下がらないので、心配でしたが、私は普段通りに出勤しました。
夕方、家に帰ると妻が「やっぱり大きい病院へ行こう」と。
次男の様子を見ると、目は真っ赤に充血し、唇も皮がボロボロになり赤くなっていました。
日増しに症状が悪くなってるのは明らかだったので、すぐに病院へ車を走らせました。
診断の結果は「川崎病」でした。
たまたま川崎病に詳しい医者が大学病院から来ていて、次男の顔を見て一目でわかったそうです。
そのまま入院になりました。
主治医によると、川崎病は5日以上熱が続くと心臓の冠動脈に後遺症が残る確率が高くなる恐ろしい病気だそうです。
そんな大病を「おたふくかなぁ」で簡単に済まそうとする病院てなんなんでしょ。
わからないなら「ここではわからないので、紹介状を書きますから、大きな病院で受診してください」となぜ言えないんでしょう?
3歳の子供が心臓に後遺症が残るって結構大ごとだと思うんですが、医者ってそういう自覚がないんですかね?
わからないならわからないとキチンと患者に伝えるべきだと思うんですが、どうなんでしょう?
「先生」というプライドがあって、わからないとは言えないんでしょうか?
もしそうなら、患者のためにそんなプライド捨てちまってほしいと切に願っています。
その後の経過
結局、2週間の入院生活を送り毎日朝から寝るまで付き添っていた妻は疲労困憊でしたが、愚痴一つ言わずやり遂げてくれました。
他の入院患者の親たちは、子供が寝付く前にナースステーションに何も言わず帰ってしまって、一時間近く子供が泣いていたりしてたそうです。
妻は「あんなん信じられない!!」と憤慨してましたが、あなたが人一倍子供想いの母親なんですよ。
本当に感謝してます。
そんなこんなで、心臓の後遺症も確認されず、退院することができました。
退院後は5年の間、半年に一度、心エコーを受けなければなりません。
正直、会社から帰ってきて、すぐに病院へ行こうと言われたときは、「マジか!!腹減ってるんだけど…
と少し思ったりしてました。
反省。
あのとき、妻の判断がなければ、もしかしたら心臓の冠動脈に後遺症があったかもしれません。
そんなことになったら一生後悔するところでした。
みなさんも、病院で「○○かなぁ」と言われたら、必ず診断結果が出るまでセカンドオピニオン、サードオピニオンを受けることをお勧めします。
後遺症など残ってしまったら後悔してもしたりませんからね。