あの世界的アーティストが在籍していた伝説的グループ!!クライズラー&カンパニーを知ってますか?
中学に入ってからしばらくたったころ、衝撃的なことが起きました。
それは、小学生の時に歌謡曲くらいしか聴いたことがなかった私が中学に入学し、何を思ったか吹奏楽部に入部したんですよ。!
それの何が衝撃的かって?
実はね、吹奏楽部に入ったはいいけど音楽が苦手だったんで、楽譜が読めなかったんですね。
四分音符って何拍なのかさえわからない。
そんなヤカラが周りの迷惑も顧みず、衝撃的かつ衝動的に吹奏楽部に入部しちゃったんです。
そこから、吹奏楽曲はもちろん、クラシックなども聴きつつロックな世界に足を踏み入れていくことになるんですから、人生なんてどういう方向に向いていくのかなんてわかったもんじゃありませんね。
しかし、今思い返せば、先輩方も大変だったでしょうねぇ。
四分音符を知らないヤツが吹奏楽部に入ってきちゃって、「こいつは何をしたくてここに来たんだ?」くらいは思ってはずです。
こんなヤカラに音楽を1から理解させるなんて、塾を経営している塾パパ(id:jukupapa)さんがチンパンジーに関係代名詞を理解させるよりも難しかったことでしょう。
それでも根気よく教えてくれたおかげで、曲がりなりにもこうして音楽のことを記事にできてるわけですから本当に感謝しています。
そんなわけで、私が今まで書いてきたのはロック系の紹介記事が多かったんですが、私の音楽の原点は吹奏楽やクラシックなわけなんですね。
前回記事では、必死に「ロッケンローラーですから!」って何度も叫んでましたが、おそらく自分自身に言い聞かせていたんでしょう。
「お前の原点はクラシックだけど、ロッケンローラーがいいんだろ?だったらロッケンローラーってことで押し通しちゃえ」と。
しかし、自分を偽ることはなかなかできません。
「【コラボ企画】己の結婚式にかけた曲を曝せ!」の中でも、変態ロックオヤジの名を返上しないとまずいかなってくらい、期待を裏切るような選曲をしていたのを文字通り曝してしまったわけです。
とはいえ音楽のジャンルなんて大したもんじゃなくて、好きな音楽を好きなように聴けばいいわけで、私に限って言えば早口で韻を踏むだけでラップと名乗ってるアイドルの曲以外は大概のものは聴くので、自分で言っといてなんですが、原点もジャンルもへったくれもないというのが本音なんですけどね。
そんな私が20代前半だったころ、こんな音楽があるのか!と衝撃を受けたグループがあるので、ご紹介したいと思います。
KRYZLER&KOMPANY(クライズラー&カンパニー)
クライズラー&カンパニーは1990年に結成された3人組のグループです。
この中で、おそらくほとんどの方が知っているアーティストさんがいますが、わかりますか?
スクロールせず、もう一度よ~く見てみてください。
わかりませんか?
左側の人、ちょっと薄めの久保田利伸さんじゃないですよ。
では、順にメンバーを見ていきましょう。
メンバーは左から、
竹下欣伸さん(Bass)
斎藤恒芳さん(Keyboard)
葉加瀬太郎さん(Violin)
の3人です。
はい!そうです!
一番右側の方、情熱大陸やタイタニックでお馴染みのあの葉加瀬太郎さんですよ。
まだこの頃は、あごのラインがシュッとしていますね。
いや~ビックリビックリ!
こんなチェッカーズみたいな恰好をした3人がどんな音楽をしていたかというと、クラシックの名曲を現代風なポップスにアレンジしていたんですね。
例えば、ビゼーやチャイコフスキーをドラムのリズムに乗せて奏でちゃうって感じです。
百聞は一見に如かず。
まずは1曲見ていただきましょう。
愛のよろこび
いかがでしょうか?
葉加瀬さんがどう見ても慣れていない、たどたどしいステップを捻挫しそうになりながら踏んでるとか、ソバージュみたいなパーマでツーブロックにしてオシャンティーなつもりか!って突っ込みどころは満載の動画ですが、肝心なのは音楽ですよ。
このようなクラシックな音楽をアップテンポなドラムのリズムに乗せて演奏する、ということが革命的に思えたんですね。
というか、革命的なんです!
初めて聴いたときは驚きすぎて、ただただ唖然としましたね。
小学生の時に坂本龍一さんが率いるYMO(Yellow Magic Orchestra)を初めて聴いたときと同じくらいの衝撃をうけました。
クラシックのハードルをここまで下げて、一般の人たちに聴きやすいようにアレンジしたグループというのは今まで聴いたことがなかったんですが、これってね、簡単なようで簡単ではないですよね。
数十人で演奏するオーケストラを3人で表現するわけですから(愛のよろこびはドラムがゲストで入ってますが)、原曲の良さを残しつつクラシックに馴染みがない人の耳にも馴染みやすくシンプルに届けてくれるありがたいお話なわけです。
クライズラー&カンパニーは1990年に結成され、1996年に解散してます。
スタジオアルバムも7枚出しているので、曲はいっぱいあるんですが、YouTubeではあまり出てこないんですよ。
多分、当時はメディアの露出が少なかったせいだと思うんですが、私が聴いていた「アルルの女」や「モルダウ」が残念ながらなかなか見つからない。
こりゃ困った。
ただ、2015年に一時的に再結成したときのPVがありましたのでお聴きください。
オペラ座の怪人みたいな仮面をつけてますが、隠れていない部分がどう見ても葉加瀬太郎すぎるので、仮面をする意味を私にはどうしても見いだすことができませんけどね。
新世界(NEW WORLD)
音楽の授業で習ったかたも多いんじゃないでしょうか。
誰もが一度は耳にしたことがあるドヴォルザークの「新世界」です。
クラシックをこういうアレンジできるっていうのは、クラシックを深く理解しリスペクトしていないと出来るもんじゃないですよね。
そして、インストゥルメンタルなのに聴く人を魅了して飽きさせない。
天才って凄いです。
すでにあるメロディをさらに現代風にし聴きやすくしていく。
そして、こんなことまでしちゃうんですね。
交響曲第5・BURN(炎のベートーベン)
ディープ・パープルの名曲、BURNとベートーベンの交響曲第5番(運命)を組み合わせた曲をライブで披露しています。
ただ、この曲はYouTubeにあるんですが、ここに貼り付けると再生ができないので貼り付けることができません(´;ω;`)
一番聴いてほしい曲なのに残念すぎることこの上ない。
一応スクショだけ張っておきます。
すいません
なので「クライズラー&カンパニー 交響曲第5 BURN」とコピペして是非聴いていただきたいんです。
画像は荒く不鮮明なんですが、クラシックファンもロックファンも楽しめる1曲になっています。
しかし、ディープ・パープルとベートーベンがこれほど違和感なくミックスできるとは凡人の私には想像すらできませんが、できちゃうもんなんですね~。
さらに、このライブには聖飢魔Ⅱのギタリストエース清水長官がゲストとして出演されていますので、聖飢魔Ⅱファンのみならず、全てのロックファンの方は是非一度聴いてみてくださいね。
さいごに
映画タイタニックでセリーヌ・ディオンと共演し話題になった葉加瀬太郎さんですが、元々はグループとしてデビューしてたんですね。
バイオリニストらしくクラシックを踏襲したうえで現代風の音楽にアレンジしたり組み合わせたりして素晴らしい楽曲を世に送り出しました。
歌詞がないインストゥルメンタルが苦手な人もいるかと思いますが、インストの入り口としては大変入りやすい曲が多いですよ。
こちらのベストアルバムには、ご紹介した「愛のよろこび」や「 交響曲第5・BURN」の他にチャイコフスキーの「白鳥の湖」や平原綾香さんで有名になった「ジュピター」などが収録されています。
レンタルでもアマゾンプライムでもいいので、どんなもんかなって感じで聴いてみてくださいね。
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